IoTとは?
IoT(Internet of Things、モノのインターネット)とは、
コンピューターやスマートフォンなどの情報・通信機器だけでなく、
従来インターネットに繋がっていなかったモノに通信機能を持たせて、
インターネットやモノ同士、そしてモノとヒトとを接続する技術のことです。
これまで数字で表すことのできなかった人間の行動や自然現象なども、
センサーを通して数値化され、情報として活用することで、
今まででは解決できなかった様々な問題を解決できるようになります。
CAMI&Co.が目指す社会
– Innovate your Time –
IoTって結局何ができるんだろう、そう考えたことはありませんか?
例えば、朝起きてカーテンを開ける10秒間、毎日の些細な動作でも70年同じ動作を繰り返せば約3日間分の時間にもなります。
では人生のうち、家の鍵を探している時間は?エアコンを操作している時間は?
CAMI&Co.は、生活のあらゆるシーンでIoTを使えば、人生をもっと豊かに、もっと自由なものへと革新できると信じています。
色々なものがインターネットにつながると?
例えば、自動車と道路に全てセンサーとネットワーク機器がついていたとしましょう。
道路のセンサーの検知によって、混雑具合がサーバーに送られ、自動車は自動的に空いているルートを選び、効率的に交通を流すことができます。
また、自動車にもセンサーとネットワーク機器がついているので、タイヤの空気圧やオイルの純度などをデータ化してネットワーク上に送り、問題が合った場合は最寄りのガソリンスタンドをナビゲーションする、なんてことも可能になります。
ある家の全ての部屋にセンサーがついていたら、人が居る部屋以外は自動的に電気を切ったり、人の体温や活動量に応じて部屋の温度を快適な方に変えたりといった事が可能になります(このような家はスマートハウスと呼ばれています)。
IoTを構成する要素
1.デバイス(センサー)
デバイスはそのモノ自体を指します。例えば、腕時計型やメガネ型のウェアラブル端末や、スマート家電などがこれに当たります。また、データを収集する様々なセンサー類もこちらに当たります。
2.電波(無線セキュリティ)
電波はそのデバイスから取得したデータをネットワーク上に送るためのものです。IoTではWi-Fiの他にもBLE(Bluetooth Low
Energy)やZigBeeといった様々な電波を用途によって使い分けます。
3.サーバー(ビッグデータ)
サーバーはデバイスから送られたデータを保存するためのものです。サーバーに保存された膨大なデータをビッグデータとして解析し、そこから必要な情報を取り出します。
4.アプリケーション
アプリケーションは、サーバーから取り出した必要なデータを使うためのものです。スマートフォンのアプリやPC上のアプリ、更にブラウザ上で動くアプリなど様々なものがあります。
2020年の市場規模予測は8兆9000億ドル(約900兆円)
現在ではウェアラブル端末を身につける人も珍しくなくなり、クラウドファンディングでは毎週のように新製品が発表されています。
IoTの世界市場規模は急速に拡大していて、2020年には市場規模は8兆9000億ドル(約900兆円)になる見通しです。
Cisco IBSG(Internet Business Solutions Group)の調査によれば、2003年では世界人口63億人に対し、インターネットに接続されるデバイス数は5億台。
1人あたりのデバイス数はわずか0.08台でした。
これが2008〜9年頃に1.0台を超え、2010年には68億人の人口に対し、125億台のデバイスが接続されるようになりました。
1人あたりのデバイス数が、わずか7年間で23倍に膨れあがったのです。
この傾向は今後も継続し、2020年の接続デバイス数は500億台に達し、1人あたり6.58台になると予測されています。
IoTはどのように将来活用されていくのでしょう?
将来的な活用について、いくつかの事例を元に考えてみます。
自動車
現在、もっともIoTと親和性が高いモノの一つとして挙げられるのが自動車です。
自動車には、車速センサー、タイヤ空気圧センサー、加速度センサーなど数多くのセンサーを搭載しています。
最近ではレーダー距離センサーを全面に配置することで、衝突を未然に防ぐという機能も話題になっています。
IoTはまずセンサーで情報を集めるところからスタートしますので、多くのセンサーを搭載している自動車はIoTと親和性がとても高いのです。
自動車をインターネットにつなげて情報を取得することにより、車両情報の収集や、自動車の遠隔操作などが可能になると考えられています。
農業
IoTが普及していくことで注目される分野として農業が挙げられます。
農業は、農家の経験と勘によって運営されている部分が多いです。その勘を見える化することで、更に効率的な運営が可能になります。
水や肥料を与えるタイミングも、土壌に設置したセンサーによって最適なタイミングを計ることが可能です。
また日射センサーや湿度センサーなどを設置することで環境を一定に保つことも可能です。
さいごに
今後も、インターネットに接続され、自動的にデータを送るデバイスの数はますます増えていくと予想されています。
しかし、その活かし方はまだまだ確立されていないのが現状です。 世界中の企業がIoT市場を狙って活発な動きを見せています。
具体的な活用法や、事業創出など、様々なアイデアが必要です。